令和8年1月11日(日)、鹿児島市の磯海岸において、新春恒例の「鹿児島県下合同寒稽古」が実施されました。
当日は、冬の厳しい寒気に加え、氷のような雨が降り注ぐあいにくの天候となりました。しかし、この過酷な状況下での修練こそが、本年のテーマとして掲げられた精神を体現する絶好の場となりました。
本年のテーマ:古今一如(こきんいちにょ)
本年の寒稽古では、**「古今一如」**という言葉が指針として示されました。
これは、**「昔も今も、すべては一つの真理に結びつき、同じである」**という意味を持つ思想です。歴史や時代がどれほど移り変わろうとも、武道の根幹にある普遍的な真実や本質は決して変わることはありません。
門下生たちは、降りしきる雨の中で己の心身と向き合い、時代を超えて受け継がれてきた伝統の重みと、変わることのない「武の真理」を肌で感じる時間となりました。
厳粛なる号令と桜島への気合
稽古は、全日本少林寺流空手道連盟・泊副会長、および鹿児島空手道連盟・吉元会長による力強い号令の下、厳かに、かつ烈火のごとき熱量を持って執り行われました。
錦江湾に響き渡る咆哮
両会長の鋭い号令が磯の空気を引き締めると、門下生たちの口からは一斉に魂の籠もった「気合」が放たれました。その声は、雨幕を突き抜け、錦江湾の先にそびえる桜島へと真っ直ぐに響き渡りました。厳しい自然環境に屈することなく、一糸乱れぬ動きで技を繰り出す姿は、まさに「古今一如」の教えの通り、いつの時代も変わらぬ錬心舘の不撓不屈の精神を象徴するものでした。
この厳しい一時間を完遂した経験は、門下生一人ひとりにとって、新たな一年を歩む上での強固な精神的支柱となったことでしょう。
雨の中、多大なるご支援を賜りました関係各位、ならびに温かい励ましをいただきました保護者の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。本年も一意専心に稽古に励んでまいる所存です。
