旅行代理店の営業担当。新規営業は連敗ばかり。職場では数字が出ないと厳しく当たられる、心身削られる日々。

旅行代理店の営業担当。新規営業は連敗ばかり。職場では数字が出ないと厳しく当たられる、心身削られる日々。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳

【当時の職業】
旅行代理店の営業担当

【当時の住まい】
実家の一軒家に両親と同居していました。
職場からは近くにありました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
無形の商品を販売することに興味を持っており、その中でも旅行は与えることができる喜びや感動も多く、やりがいを感じたため志望しました。

【環境と仕事内容】
営業担当として、企業や官公庁、学校などを回り、団体旅行や個人旅行を提案・販売する業務内容でした。
若手の頃は新規営業で新しい顧客を獲得することが使命であり、日々飛び込み営業で新規開拓をしていました。
次第に自分のお客様が付いてきたり、先輩社員からの引継ぎを担当することになります。
基本的には土日が休みですが、営業のほかにも添乗業務もあったので、不定期な働き方にはなっていました。
外回り営業が主なので多くの時間は一人で過ごすことができました。
給与は業界全体として安い方だと思いますが、大手代理店勤務だったのでそれなりにもらえていました。

【大変だった時期】
初年度から大変でしたが、3年目が特に大変でした。




【大変だったこと】
いわゆる体育会系の雰囲気があり、若手のうちはかなり厳しくされていました。
今で言うとパワハラに該当するようなことも日常としてありました。
また、飲み会などが多く、若手のうちは強制的に参加させられ断ることができない雰囲気でした。
長時間残業はなかったのですが、営業担当なので目標(ゆるやかなノルマ)は発生しており、常にプレッシャーとの戦いとなり精神的には疲労します。
土日祝日の添乗業務や団体のお見送りやお出迎えなど平日以外にも仕事が多く、平日に振替休日を取っても社用携帯は普通に鳴るので休んだ気がしません。
また、旅行にはトラブルも付き物で、当社の責任に起因しない出来事でもクレームが入ったりします。
旅行はもともとの期待値が高いので、減点されるように評価されてしまうことも少なくないため難しさも感じました。
新規営業は基本的に断られることが前提で、100件行っても見積提出に至るかどうかという感覚もありました、迷惑そうな顔で話すら聞いてもらえないことも多く、精神的には削れていきます。
もう訪問したくないと心が折れることも多かったですが、行かないと会社に戻って詰められるだけなので、何とか奮い立たせて訪問していました。

【大変だった期間】
退職するまで続いていました




【当時の心境】
会社の雰囲気や仕事の厳しさについては、そういうものだろうと思い込み、余り疑問を抱かなかったので特に何も思わなかったです。
慌ただしさと精神的なプレッシャーを持続して感じる中で、もともとストレス耐性が弱い方なので、30歳までもたないだろうと思い、キャリアチェンジを考えながら働いていました。

【職場が大変だった原因】
仕事内容と会社の体質と自分の特性の不一致だと思っています。
どちらが悪いとも思いませんが、合わなかったのだろうと感じました。




【仕事で良かったこと】
お客様に喜んでもらえて、継続利用してもらえたときは嬉しかったです。
多くはなかったですが、気に入ってくれたお客様もいて、飲みに誘われたり、他の団体を紹介してくれるなど良くしてもらいました。
自分という人間が評価されたという時間が少し持てて、自信になりました。




【特にひどかった最悪の出来事】
仕事については、海外の添乗業務中にある施設内で買い物を自由にする時間があり、集合時間になってもお客様が1人戻ってこなかったとき、当時はスマホもないので連絡を取ることもできず、他の人達には待ってもらい、ひたすら知らない街の中を走り回って探した記憶があります。
次の行程が飛行機移動だったので遅れるわけにはいかず、かといって置いていくこともできず、非常に焦りました。
最終的には少し離れた場所で買い物をしているところを見つけることができ、本人も道が分からなくなって戻れなかったとのことでしたが、危うく飛行機に乗れずに全ての行程が崩れるところでした。
その他、会社の中での出来事としては、成績が悪い人に対しての当たりがきついところが悪い意味で印象的でした。
ある程度は仕方がないことかもしれませんが、人格否定のような言葉が飛び交ったり、失礼なあだ名を陰で付けていたりなど、自分は直接されたわけではないものの、聞いているだけで苦痛でした。




【相談した人・助けてくれた人】
近くに同期が何人かいて、休みの日に会って話せる間柄だったので、支え合いながら頑張ってこれたと思っています。
後は、地元だったので学生時代の同級生との会う機会が多く、商品を購入してくれるなど助けになることも多くありました。

【改善のための行動】
会社からの目標やノルマがどうしてもやらされる感じが強かったので、日々自分なりも目標やテーマを決めていました。
自分がこの仕事から、この会社から得られるものをリストアップして、今やっていることが無駄ではないと思い聞かせていました。




【現在の状況と心境の変化】
数年後、完全に異業種へ転職をしました。
それでも、旅行代理店で働いた経験が活かされる場面は少なからずあり、役には立っていると感じています。
退職時は、会社に対してあまり良い感情が無かったですが、今は自分の非が大きく、申し訳ないことをしたと感じる部分もあります。
大変だったけど、勉強させてもらえたなと思えるようになりました。

【学んだこと】
新規営業を繰り返す中で、どういうアプローチをしたら良いのか、どうすれば話を聞いてもらえるか、仮説を立てて、工夫することを学んだと感じます。
そのほか、忍耐力というか、楽な仕事はないという地道に努力する姿勢も学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
大変なことばかりで、上手くいかなくて、躓いてしまうことが多いだろうけど、そこから立ち上がる過程がこの先、大事になってきます。
結果が出なくても毎日頑張っている自分を労って、認めてあげて、うまくいかない自分に正直になる方が良いと思います、現実逃避ばかりしていてもさらに事態が悪化してしまうだけになってしまいます。
その上で、合わないことが多ければ是非違う道に進んでください。